1. 初めてのコードプログラミングに適した言語は何か

子どものプログラミング学習、特に初めてのコードプログラミングに適した言語は何かについて、全体像をわかりやすくまとめられている大澤文孝先生の記事をご紹介します。
大澤文孝先生は様々な資格をお持ちのWebシステムの専門家で、プログラミングに関する書籍を幅広く執筆されています。
以下の記事は小学生、中学生をお子さんに持つお父様、お母様にたいへん参考になると思います。

子どもがはじめてでも使えるオススメ言語はこれ!:  「Scratch」「Python」「JavaScript」【プログラミング言語のえらびかた】

2. いつコードプログラミングを始めるべきか

コードプログラミングは子どもには難しいので、学習させる必要はないという意見は少なくありません。
では、本当にコードプログラミングを学習させる必要はないのでしょうか、あるいは、いつまで学習させない方がいいのでしょうか。
子どものコードプログラミングの学習に否定的な方々も、ずっとコードを書く勉強をしなくてよいと言っているわけではありません。
しかし、「それがいつなのか」については、明確に主張される方はあまりいらっしゃいません。
私自身は、お子さんによっては、小学校 3年生程度からコードプログラミングを始めていいのではないかと考えています。
ある程度、物事を抽象的に考えることができるようになるのは、算数の応用問題を解き始める頃で、それくらいの年齢からコードを書くことに挑戦していいと思います。
しかし、それと同時に大事な前提があって、英語に関する基礎的な学力がキーになります。

3. アルファベット、キーボード、そして英語

アルファベット、キーボード、そして英語は、どれも英語を母国語にしている子どもにとっては、生まれ育った環境に当たり前にあるものです。
しかし、英語に関する基礎的な学力がないと、少し高いハードルがとても高いハードルになってしまうのが実情だと思います。
コードプログラミングは、自分で一から設計し、ロジックを考え、物を作り上げるという、とても面白いものです。
しかし、最初の入口で、お子さんに抵抗感、拒絶間を感じさせてしまうと、本来面白いことを味わってもらえなくなってしまいます。
この点で、英語に関する基礎的な学力は、コードプログラミング学習の前提条件として必要だと考えます。
といって、どの程度の英語が必要かについては、英単語自体をたくさん知っている必要はありません。
むしろ、例えば、今日の夕食が何だったかを自力で書けるようになれば、コードプログラミングを始めてよいと思います。
JavaScript超入門 第 1回の次回までの宿題は、Yahoo!キッズ トップページの特定の欄の内容を自分でキーボードを使って書く、結果として、エディタの使い方を身に付ける練習を行います。
お父様、お母様は、ご家庭でお子さんがパソコンやキーボードを身近なものと感じられるよう、一緒にパソコンを使う、触れる機会、環境をサポートしてあげて下さい。
Yahoo!キッズには様々な教科、プログラミングに関する情報が用意されていますので、是非、ご利用をお勧めします。

Yahoo!キッズ:  Yahoo!キッズ トップページ

4. お子さんの習い事の時間配分、優先順位

最近、小学生のプログラミング学習必修化に伴い、民間のパソコン教室が増え、いろいろな学習コースを提供するようになってきました。
中には、選択に迷うほど、たくさんのコースが用意されています。
学校や学習塾では経験する機会が少ないプレゼンテーション、グループディスカッション、グループワークなどが上手に組み込まれている例もあります。
また、パソコンを電子機器、ドローンなどと連携させ、光、音を出すなど、是非、一度、体験させてあげるといいと思うものもあります。
しかし、どんな勉強、習い事でも、あまり欲張ってしまうと、お子さんに過度の負担をかけ、本来得られただろう成果も獲得できなくなってしまうかもしれません。
まずは学校の授業と受験対策を中心に考えると、パソコン教室は目的とタイミングを絞って、短期間コースをうまく組み合わせて利用されるのが得策のように思います。
さらに、もし別のビジュアルプログラミングを試したい、あるいは別の電子機器やロボットなどで実習をさせたいというお考えをお持ちでしたら、是非この機会にコードプログラミングを始めてみてはいかがでしょうか。

5. プログラミング学習の選択肢

パソコン教室だけでなく、オンライン学習サイト、You Tubeなどの動画配信サービス、書籍による独学など、プログラミング学習の選択肢はたくさんあります。
オンライン学習サイトも、参入企業が増え、米国系のサイトが日本企業と提携したもの、子どもに特化したものと、様々な種類が見られます。
また、無料でありながら、完成度、信頼性の高いものもいくつかあります。
コードプログラミングを始める基礎、きっかけができれば、お子さんの状況や目的に応じ、うまく勉強法を使い分けていくことが可能になると思います。
さらに技術革新の速度が増す中では、物事の流行り廃りに高い感度を持っていないといけないと思います。
ところで、独学といえば、開成中学校に通う上原直人さん(15歳)は、ほとんど独学と学校のクラブ活動でプログラミングを学び、「U-22プログラミング・コンテスト2019」で経済産業大臣賞(総合)を受賞されました。
OSを自分で作ってしまうという極めて高度なことを、15歳の若さで、それもごく短期間のうちに完成させたことは、本当に大きな称賛と驚きです。

U-22プログラミング・コンテスト2019に関して:  経済産業省ホームページより

上記に関連した上原直人さんへのインタビュー、特集記事:  文春オンラインより

子どもの新しい技術に対する適用力、ゲームなどに対する反射神経は非常に優れていると感じます。
新しいスマホ、タブレット、ゲームなどに興味を持つ、欲しがったり、夢中になるのは大人にとってもごく自然のことです。
ある意味、知的好奇心の表れと言ってよい面もあると思います。
もちろん、モラルや規律を守るというのが大前提ですが、ゲームであっても積極的に新しい物、技術を利用する、経験することは良いことではないでしょうか。

自転車に乗れる、あるいは、逆上がりができるようになると、大きな喜びを感じるのと同時に、その先の世界が急に開けます。
どうして今までそれができなかったのか、不思議に感じることも多いくらいです。
しかし、何度もいやになり、あきらめかけても、それを実際に乗り越えさせたのは、その人が本来持つ好奇心、向上心があったからだと思います。
また、同時に、本人が自力で壁を乗り越えられるよう、お父様、お母様はじめ、周囲が適切な支援、環境づくりをしてくれたからだと思います。
それまで大きな壁、ハードルだと感じられていたもの、その一つが「コードを書く」ということであったなら、私たちはほんの少しでもそのお役に立てれれば嬉しく思います。


SkipDream 加藤勝康

参考情報へのリンク:

パソコン教室 SkipDream ホームページ